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ラブライブ! 南ことり_04 [配置という名のデザイン]

第四回目です。
あと何回で終わるのでしょうか(笑)

さて、今回からメインとなることりちゃんを重ねて行きますが、ここで一旦背景についておさらいしておきます。
痛板をデザインする上で個人的に重視している点は、これまでの回でも触れましたが、立体感を出す事です。

これは、スノーボードもスキーもそうですが、限られた平面に如何にキャラクターを映させるかという課題や、板全体のデザイン性を向上するためにはどうしたら良いかというような課題に対して有効な手段の一つだと思っています。

立体感を出すテクニックは大きく分けて以下の6つがあります。
 1)立体物を撮影した写真などの画像を素材にする。
 2)二次元画像を重ねて行く際に意図的に影を入れる。
 3)二次元画像を重ねて行く際に背景の奥行きの度合いに応じて画像をぼかす。
 4)遠近法を考慮して変形した画像を素材に用いる。
 5)切り抜き画像の場合は画像にフチを付ける。
 6)切り抜き画像等に着色する場合はグラデーションを用いる。

これまでの背景作成の過程では既に2,3,4,7のテクニックを使っていますが、今回のことりちゃん切り抜き画像に関しては2,3,5を使い分けています。

今回はこれらにフォーカスして解説してみたいと思います。


①前回までの画像にことりちゃん画像の影となる画像を重ねます。
但し、単純な影ではなく今回はブラウン系のタータンチェック風の影にしてみました。また影であるのでこの後に重ねることりちゃん画像にメリハリ感を出すために、あえてぼかしています。つまりここではテクニックの2と3を使用しているという訳です。

因みに加工の方法は、予め切り抜いたことりちゃん画像を用意しておいて、その画像の背景を選択した状態でターターンチェック画像のレイヤーに切り替えて削除すれば、ことりちゃん画像の影タータン画像が切り出せます。
デザイン過程09.jpg


②次にことりちゃん画像の白いフチにあたる画像を重ねます。
つまりテクニックの5の対応です。画像処理は概ね①と同様です。
デザイン過程10.jpg

③さて、いよいよことりちゃん画像を重ねます。
元画像から丁寧に切り抜いていきます。またこの画像のクオリティが、デザイン全体のクオリティに大きな影響を与える事になるので、小さい画像を拡大する際に発生(目立つ)する色飛びなどは可能な限り対処することが肝心です。具体的に言うと、顔や露出している肌は化粧するイメージで元画像に色を乗せていくといった対応や、服なども、フチを書き足すとか、範囲を指定した上で色ごとにぼかすとか、いろいろ工夫することで元画像のクオリティを上げることができます。因みにこの方法を極めると、ネットから拾える全ての画像を綺麗に加工できるようになり、デザインの幅が広がるので勧めです。まぁ、時間はかなりかかりますが。特に目元は重要なので私の場合は必ず手を入れていますが、なんだかんだで全体的にこの技法を使ってデザインしています。

↓上記の技法で加工し参考画像です。左が元画像(加工前)で右が加工後です。この例では元画像のクオリティが高かったので、違いが分かりにくいかもしれませんね。

デザイン過程11-3.jpg

但し、地道な作業なのでめんどくさければ、クオリティの高い画像を探して利用する方法が手っ取り早いです。
デザイン過程11.jpg

今回はここまでです!ここまでの効果をまとめると↓こんなカンジに少しは立体的になります。
デザイン過程11-2.jpg

なんとなく終盤まで進むことができましたので、やっと次回で最終回にできそうですw

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